2018年05月

HOKKAIDO ARTIST INTERVIEW〜NaNa☆さん〜vol.2

【2018年4月7日発行:GET'S 94号掲載】

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天然で飾り気のないブッ飛んだキャラクター性と
すっぴんで髪を乱しながらパワフルに歌い踊る姿から
〝すっぴんメガネのNaNa☆〟という愛称で親しまれ、
精力的にライブ活動やメディア出演をこなす、アニソンロックシンガー!!

—拠点を東京に移してから、どのくらい経ちました?
 
そうですね、今年の5月で1年になります。東京に行ったばかりの頃は、電車の乗り換えとかも全然わからなくて…
今は、アニメ劇伴(※アニメ本編で流れる劇中音楽)の音楽制作チームでアシスタントコーラスとして、下積み修行させていただいています。
 
—東京に出てから、自分で変わったな〜と思ったことって何かありましたか?
 
東京に住んでいる方って、東京以外の地域から出て来ている人が多いから、いろんな場所の知識をもらう機会が多いです。
札幌…というか一カ所だけにとどまっていると、どうしてもそこでしか通じない話とかもあったりするので、知らない話をたくさん聞く事ができること自体がとにかく魅力的です。
あとは、アーティストとして番組に関わらせて頂く機会が増えて、そちらで知り合える方々から頂ける様々な言葉や存在が自分にとって大きいです。アニメや映像、漫画などの制作をされている方や尊敬するボカロP(※プロデューサー)の方などのコンポーザーさんクリエイターさんとのお話は、すごく刺激的です。なんというか、ストイックに芸術に向き合っている方が多いなぁと。そういった方々って、考えていることが自分の想定する常識を飛び越えてるので…!
東京にいると、そういう発想とかエネルギーとかをどんどん吸収できる、そんな感じですね。
ボカロといえば、前回取材記事を掲載していただいたときの(GET'Sの)表紙が、大好きなボカロの表紙だったので、すごく光栄で!
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なので、また取材していただきたい、もっと胸を張って記事にしてもらえるような自分になって取材依頼をもらいたいなと思っていたので、今回、すごく嬉しいです。
 
—こちらこそ、嬉しいです!そんな刺激を受けたNaNa☆さんの2ndシングル「Starring Start」についてのお話、うかがいたいです。この曲はニコニコ生放送番組『山田玲司のヤングサンデー』(※以下ヤンサン)オープニングアニメ主題歌なんですよね。
 
そうです!『アニソンロックシンガー』を名乗るものとして、「私、ちゃんとアニソン歌ってます!」って言えるのが嬉しいです。
ヤンサンのオープニングアニメ、加藤オズワルドさんという方が作ったもので、サンテクジュペリの「星の王子様」のようなイメージのアニメなんです。オズワルドさんいわく、(アニメに出てくる)赤髪の少年は『視聴者』というか… 番組の外側にいる人みんなひとりひとりの象徴で、アニメで少年を助けている人は山田玲司先生はじめ、皆さんにご機嫌な知識を提供する『ヤンサン』で….。ヤンサンがみんなに力を貸すから、みんなはひとりひとり空に飛べるんだよ。ってメッセージを強く帯びたアニメなんです。
このヤンサンは、『カタパルト番組』って呼ばれてるくらいエネルギッシュな番組で、とにかく視聴者に力を与えてくれるので、是非是非見て頂きたいなあと思います!ヤンサンはニコニコ生放送ですが、過去回はニコニコでもYoutubeでもアーカイブがありますよ!
 
—曲というよりはヤンサンのお話になっちゃいましたね(笑)
 
そうですね(笑)でもほんと楽しい番組ですよ! 漫画家さんやアニソンシンガーの方もゲストでいらっしゃることが多いので、見て! 見てください!!
せっかくなので少しOP曲のお話もさせて頂くと、サビ直前の「ちゃんとみててね★」ってフレーズが番組内でも凄く話題にして頂いていて(笑)是非歌を聞きながら口ずさんで頂けたら嬉しいです!!
 
—元気をもらえる番組にふさわしい、元気をもらえるアップテンポな曲ですよね。知らない方にも聞いてほしい曲です。では、2ndシングルに入っているもうひとつの曲『曇りのち笑い声』のお話をうかがいましょうか!
 
この曲は、松竹芸能道頓堀の『角座』っていう松竹芸能さんが運営しているハコ内での『松竹アニメ部〜アニメ狂室に集合!!〜』という、松竹芸能に所属していらっしゃるアニメ好きの芸人さんが自分の好きなアニメをプレゼンする番組のテーマ曲として書き下ろしました。
書き下ろすきっかけが、その番組にゲスト出演させていただいたときに声をかけていただいたことでした。ぬまっちさんという芸人さん…あの、ガンダムのシャアのものまねをする方で、ジオン軍の前口上とか全部完コピしてるような方なんですが、その方が、私がゲスト出演したときに「曲書いて下さいよ〜」って軽く言ってくださって。そのひとことであれよあれよとお話が進んでいって(笑)。ぬまっちさんには感謝感謝です。
『曇りのち笑い声』は番組の為に書き下ろした曲なので、松竹アニメ部に集合〜♪とか歌詞に出てきます。番組ありきの曲だったので、方向性がはっきり見えていました。
アニメって、生きてるうちに、個人差はあれど一度は必ず通るものだと思うんです。幼少期に家族と見た思い出だったり、学校で友達と仲良くなるキッカケだったり。そういうアニメの『憧れのヒーロー』に勇気をもらって、明日もがんばろう!みたいな気持ちになってほしいなぁと。みんなに幼少期の熱い想いを思い出してもらいたくて、私のアニメ愛をこめて書き下ろした曲です。アニメ好きの人には是非聞いてほしいナンバーです。
 
—アニメのプレゼン番組だったんですよね?何のアニメをプレゼンしたんですか?
 
それが、私はゲストだったので、○と×とで判定する役だったんです。プレゼン、本当はしたくてうずうずしてたんですけど!(笑)
 
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—今後の目標とか動きとか、そういったものを聞いても良いですか?
 
そうですね〜、東京に出てから、いろんな方と知り合うチャンスをもらって、いろんな方に知ってもらうチャンスをもらって、これからどんどんいろんな方の力を借りつつ…試行錯誤しつつ、アルバム制作がんばっていきたいな、と思います。
 
—アルバムを出すんですね〜!
 
現在鋭意制作中です!
スペシャルな初アルバムになるように、がんばってます!
 
—前回のインタビューから、本当に、おこがましいですが、成長したな〜って思いますよ!
 
うわ、ありがとうございます!
ここで止まらないといいんですけど(笑)
ずっと走り続けていければいいなぁって。去年が恵まれすぎた年だったから年越しが怖かったんです(笑)それでも、躓いても、これは試練なんだって受け入れて、がんばろうって思える様に。躓いた人に勇気を与えられる様に。そういう循環になるように恐れずにがんばろう!みたいな、そんな『NaNa☆』になれるようになりたいです!
 
—ありがとうございました! これからもご活躍を応援しております!!


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NOW ON SALE
2nd single


Starring Start

AKRC-0717 ¥1,500(税込)

1. Starring Start
2. 曇りのち笑い声
3. Starring Start -OP Edit-
4. 曇りのち笑い声 -OP Edit-
5. Starring Start -Instrumental-
6. 曇りのち笑い声 -Instrumental-

▼表題曲は「山田玲司のヤングサンデー」オープニングアニメ主題歌に起用!!
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CD購入はコチラ
【Twitter】@pinkish7n 

GET'S・ARTIST PICK UP No.65〜鍵盤男子〜

【2018年5月7日発行:GET'S 95号掲載】
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繊細かつダイナミックな音楽を奏でるピアニスト、大井健(おおいたけし)。 
あらゆるジャンルの音楽を自在に表現する作曲家、中村匡宏(なかむらくにひろ)。 
新しい時代の到来を告げる“作曲家とピアニスト”のふたりが新感覚ピアノデュオ『鍵盤男子』を結成。
超絶技巧を駆使した高速連弾や観客と一体となるコンサートが人気を呼び、今、クラシックホール、ライヴハウスを中心に女性層から圧倒的な支持を得ている。 
2017年11月29日、ワーナーミュージックジャパンよりアルバム『The future of piano』でメジャーデビュー。


札幌kitaraホールでのライブ、お疲れさまでした!この誌面で初めて『鍵盤男子』に触れる読者の方へ、簡単に自己紹介をお願い致します。
 
中村:鍵盤男子の帽子と眼鏡の方です。鍵盤男子はピアニストと作曲家によるクラシック畑から生まれた「超絶技巧ジャンルレスピアノユニット」。クラシックなのに激しいオリジナル楽曲があったり、ロックカヴァーなのにフォーマルだったり、一流クラシックホールでタオル振り回してみんなで盛り上がったり、とにかくなんでも楽しいことはしてしまおうという未来型アーティストユニット!といっても未来型アーティストなので来年は違う感じになっているかも!
 
大井:帰国子女ピアニストの大井健です!日本でソロピアニストと鍵盤男子の二刀流で活動してます!
 
ファンの方々のリクエストにより生まれた『鍵盤男子』のお二人ですが、お互いの「出会ったときの第一印象」と、今現在のお互いへの感じ方を教えてください。
 
中村:相方の出演しているコンサートを観に行ったのが初めての出会いだったかと思います。とにかくかっこいいなぁと思っていて、客席で、あの人の隣でピアノ弾くのかぁ、どんな感じになっていけば良いのかなぁ、と普通に将来設計を行っていました。今でも変わらずですが、当時より今の方が、音楽に対する夢や希望なんていうものは爆発的に膨れ上がっていますね。
 
大井:今のカラフルな雰囲気と全く違い、リクルートスーツに身を包んだとても真面目な好青年!のイメージでした。今はオシャレで頼もしい双子のような存在です。
 
まさに「1台のピアノでの連弾」が唯一無二のお二人ですが、プライベートでも「息ぴったりだなぁ」と実感したエピソードなどがありましたら教えてください。
 
中村:新宿をふらふら歩いていたら、ばったり会ったことありますね(信じられない確率)。あと大学生のころビリヤードしに行ったら同じお店でビリヤードしてました(信じられない確率)。あと話すことといったら、ヘッドフォンもタブレットもスチームアイロンもお揃いということですかね。
 
大井:新宿で買い物をしていたらバッタリ!会ったときはビックリしましたね。
 
中村さんの趣味はゲームとのことですが、大井さんはゲームをされることはありますか?
 
大井:しますよ!!中村とゲーム機やソフトを大人買いしたなあ。ちなみに僕は海外のゲームが好きです。
 
中村:大井さんはピアノに対してストイックなのは知っているのですが、ゲームに対してもきっと同じでしょうね…私はゲーム大好きで沢山色々なものしますが、ハードモードやトロフィー制覇なんてことはしません。
 
今、いちばんアレンジしたい曲は何ですか?
 
中村:自分達の曲をアレンジしてみたいですね。なかなかそういう機会はないので。他のアーティストでしたら、シェーンベルクとかリゲティとか、20世紀以降のクラシック作曲家の曲ですね。
 
大井:津軽海峡冬景色!
 
曲を作ったりアレンジするにあたり、「これがないと始まらない」というようなものはありますか?
 
中村:音楽でも、絵画でも、食べ物でも、景色でも、ゲームでもなんでもいいのですが、やはり感動することを体験しないと、何かを作ろうという気持ちにすらなりませんね。ですので私は仕事部屋に沢山ゲームを置いていますし、食事や、食器などにはただならぬこだわりもつようにしています。
 
大井:ピアノがあればすぐにモードに入れます。大事なのは睡眠をちゃんと取っておくことですかね。笑
 
音楽関連以外での、今後チャレンジしてみたいことなどがありましたら、教えてください。
 
中村:深海か宇宙の勉強です。
 
大井:本格的なキャンプと登山!火を起こしてBBQとかしたいです。
 
北海道の『鍵盤男子』ファンの皆様へ、メッセージをお願い致します。
 
中村:鹿児島出身の私にとって北海道は、雪が降ってる、大きい、都会、かっこいい車(除雪車)が走ってる、食べ物が美味しい、と夢のような場所であり毎回とても楽しみにしております。
そして次回、鍵盤男子は、10月12日に、kitara大ホールにもってきます! 
素晴らしいホールで!みんなで!大盛り上がりしましょう!
 
大井:昔から沢山応援してくれる方も、最近知ってくれた方も、応援ありがとうございます!また札幌に帰ってくるので盛り上がりましょう!これからもどうぞよろしくお願いします!

2018秋ツアー決定!
10月12日(金)
開場18:00/開演18:30
札幌コンサートホールKitara 大ホール 
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