【2013年10月7日発行:GET'S 40号掲載】
取材協力:LA PASADA(札幌市中央区南2条西4丁目 桂和MTビル1F) 

~「花になれ」から1年2ヶ月ぶりとなるニューシングル「バラッド」が8月7日にリリースされましたが、一番「ココは変わったな!」と言うところはどこですか?~
ずばりライブでのパフォーマンスですね!この1年2ヶ月の間も様々な所で唄わせてもらっていた中で、「バンドとの出会い」がとても大きな事でした。今、「ずっとこのサポートバンドとやっていこう」と思っていて。それは、このサポートバンドと出会ってから、ライブの時に「自分ってこういう表現が出来るんだ!」とか気づいた事がたくさんあったんです。普段弾き語りで演奏している楽曲も、バンドになると自分の立ち振る舞いや歌い方も変わってきたり、会場の作り方、ライブの構成1つ1つがバンドと合わさったことでライブパフォーマンスがパワーアップしました!弾き語りをしている時はピアノに張り付いていないといけないので、会場を盛り上げようと思った時にどうしようとか思ったことがあったんです。自分の枠を超えられないと言うか。でもバンドに出会った事で、演奏自体をバンドのメンバーが支えてくれているので、今まで出来なかったパフォーマンスが出来るようになった。それは僕にとって、かなりの成長だったと思います。バンド演奏をした事により、弾き語りに戻った時の自分のパフォーマンスも変わって来て、今色々な事を楽しみながらライブを行っています!
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~ドラマ「なるようになるさ。」の主題歌「バラッド」の歌い出しの歌詞が「僕は、僕が大嫌いで」とネガティブワードから始まりますが、なぜその様な作詞をしましたか?~
今回のテーマは「愛」なんですが、ラブソングと言うより「愛」を探す歌にしたかったんです。
人間誰もが日常楽しく生活しているように思えても、悩みとか不安を抱えていると思います。今回の楽曲の世界観を、その「心の底辺」から始めたかったんです。ネガティブワードから始まり、最終的にポジティブな歌に出来たんですが、それでは「バラッド」が持っているメッセージ性が変わってしまうと思って。聴いている人に今回の歌詞を預けようと思って、歌詞の中に「?」を多く使って疑問符を投げかける構成にしました。あとは、今回のバラッドを是非ライブで聴いて欲しいです。バラッドの弾き語りは、CDで聴くのとはまた違った曲に思っていただけると思います。CDで聴いて、それから、ライブで聴いて、それぞれの違いを楽しんで貰いたいです!
~北海道が大好きで毎年年末年始は北海道で過ごされるという指田さんですが、なぜこんなに北海道に愛着を持っていただけているんですか?~
なんでなんでしょう(笑)自分でも何故かわからないんですけど、中学の卒業時期に北海道に初めて来た時、懐かしい感覚があって「僕はここで育ったんじゃないかな?」って感じたんです。北海道の空気感や人の温かさだったり、僕には「東京よりもあってるな」って思えたんです。いつも電車で富良野とか美瑛の方に行くんですけど、その時に知り合った一人のおばあちゃんとの出会いが大きいです。そのおばあちゃんは、民宿をやっているんですけど、毎年そこに里帰りみたいな感覚で来てるんです。美瑛とかのゆったりとした時間の流れにすごく心が洗われて、自分自身、気持ちをリセットできるんです。なので、それがないと、今年一年やってけねーよ!って感じで毎年来てます!!そのおばあちゃんの所に冬にも一ヶ月くらいお世話になって、雪下ろしとかも一緒にやったり、冬の厳しさを体験出来たり、ここまで自然と触れ合えるのって北海道ならではだなって!東京生まれの東京育ちの僕にとって凄く新鮮で、将来的には北海道に住みたいと思ってるんです。
~なにか北海道にまつわる面白エピソードは、ありますか?~
高校生の時に本当に北海道民に憧れを持っていて、北海道の高校生になりたい!!って本気で思ってたんです(笑)でも、もちろん東京に学校に通ってて北海道の高校には行けなくて。そんな時に、思いついたんです!!北海道に来るときに学校の制服を持ってきて、それを着て登校をすると言う事を!そして本当にやりました!7時30分に制服を着て、すすきのの市電に乗って、札幌市内の某高校まで!その某高校の生徒に混じって路面電車に乗って高校前で降りて校門の前まで行ったんです。一人だけ違う制服なのに。あたかも「俺は北海道の高校生なんだぞ」って言う空気を醸し出して、夕方下校時刻にまた現れて、一緒に市電に乗って帰りました!夢が叶った瞬間でした(笑)あとは、某北海道のコンビニでポイントカードを作って、東京でさり気なく友達の前で出して「俺は北海道民なんだぞ!」アピールをやったりしてました(笑)
~最後に北海道のファンの皆さんに一言お願いします!~
僕には夢があって、いつも行く美瑛の民宿の近くに凄く綺麗な広場があるんですけど、そこで野外ライブをいつかやりたいんです!お昼から始まって、夜八時くらいまでとか、ライブをやってり、その広場で遊んだり、自然を楽しんだり、形式的なライブではなくてフリーな感じで!セットリストとかもなく、そこに集まった人たちに聴きたい曲を聴いて、みんなで唄うみたいな、キャンプファイアー的なノリで出来たらなと思っています!いや!やります!!(笑)なので、このライブ開催を目標に、これから、北海道に来て、弾き語りのライブ、バンド演奏のライブ等々、たくさんやっていって、もっと僕自身を知ってもらえたらなと思っています!是非ライブに生の声を聴きに来て下さい!
これからも応援よろしくお願いします!! 
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